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越境EC
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世界に広がるクリーン・ビューティ 中国ではどのように消費されるのか?

近年の世界ではSDGsをはじめとして環境、そして人により配慮する産業の在り方が考えられている。 そのなかで、化粧品業界でも新しい潮流が芽生え、広がりを見せている。それが「クリーン・ビューティ」という考え方である。 日本でも大手メーカーからこの「クリーン・ビューティ」に関する商品も登場しており、日本の生活にも徐々に浸透を見せているが、果たして中国市場ではどうなのだろうか? 今回は簡単にその状況をみていこう。 ▼関連記事 中国サステナブル回顧録 世界のトレンドとなったSDGsと中国 人と環境がwin-winと

クチコミ分析
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中国ECプラットホームへの制限 ライバーの責任の所在も明文化へ ~『網絡交易監督管理弁法』~

2021年の消費者権益の日「315」では多くの問題が摘発されたが、注目に値するのは『網絡交易監督管理弁法』、すなわちオンラインで行われる商品・サービスの交易を管理監督するための具体的な指針である。 5月1日から施行されるというこのレギュレーション、618を直前に控えた時期の施行であることから、同商戦にも一定の影響を及ぼすかもしれない。 まずはそのポイントを押さえておこう。 ▼関連記事 【315速報】コロナ禍からの脱却を 2021年中国消費者権益の日を読む 『電子商務法』をより浸透させる施策として登場 そも

クチコミ分析
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【315速報】コロナ禍からの脱却を 2021年中国消費者権益の日を読む

コロナ禍の大きな影響を受けた2020年。 そこから1年が過ぎ、中国ではコロナ以前との変化はありながら、消費が回復しつつある。今年の両会(全国人民代表大会と政治協商会議)でも「国内大循環、国内国際双循環」が提起されるなど、国内・海外との消費のつながり、消費の盛り上げが重要な施策として提起された。 その中で必要なのは、より安心感のある消費環境。2021年の3月15日消費者権益の日の特別番組・315晩会は、「提振消費、重新開始(消費を振興させ、新たなスタートを)」というスローガンのもと、一定の緊張感を伴って行わ

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2021年の3月8日「女王節」 プロモーションから見える現代中国の女性像とは?

3月8日は国際婦人デー。中国では「38婦女節」と呼ばれ、以前から女性は半日がお休みになったり、勤め先からちょっとしたプレゼントがあったりと、女性に感謝する日として定着している。 もちろん、知っての通りEC商戦としての意味合いが強く、T-Mall「女王節」を中心とするECプラットホームのキャンペーンでは様々な女性をターゲットとした商品が販売され、プロモーション、ブランディングが展開された。 今回はその2021年婦人節、女王節のブランディングから気になったポイントを挙げてみよう。 2021年女王節は抖音(中国

クチコミ分析
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中国サステナブル回顧録 世界のトレンドとなったSDGsと中国

すでに世界の潮流ともなっている「SDGs(Sustainable Development Goals)」。持続可能な社会を作るために、各国の行政だけではなく企業も知恵を絞り、生活や環境にやさしい製品を作り、消費者も社会にとって優しい消費をしていこうと考え始めている。 そのうちの一つが化粧品業界におけるCleanBeauty。人だけではなく、環境も美しくい続けるための新たな思考である。 こうした世界の社会的なトレンドは、今の中国ではどうなのだろうか? 今回は中国社会の流れを見ながら、今の中国でCleanBe

クチコミ分析
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再度考えてみよう 「中国市場はクチコミがカギ」であるワケ

中国市場を攻めるには、まずクチコミを高めなければならない。 これはすでに日本のみならず、中国事業を展開しているものであれば共通の認識と言っていいだろう。 しかし、それが何故なのか?についてお思いを巡らせたことはあるだろうか? なぜクチコミを求めるのか。さらにクチコミ情報を集め、分析することで何が見え、どのように役立つのか。 新型コロナなどの影響で新たにクローズアップされる中国市場、中国の消費者を知るために、この命題をもう一度考え直してみよう。 考察:中国SNS発展と消費者心理~中国現代社会の成立から見る

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高まる美への追究で急拡大 中国美顔器市場の今後は?

中国の美顔器市場の揺れが止まらない。 2020年、中国の美顔器市場は大きく成長している。その背景には中国消費者の美意識向上と、新型コロナウイルスによる外出規制があった。 つまりより美しくありたいという思いは強いものの、外出規制によってSPAも開いていない状態。であればECで美顔器を購入して、自宅でフェイスケアをというわけである。 しかし、その美顔器業界の拡大はその中の課題をより明確にした。 今回は中国の報道から、現在の中国美顔器市場を見ていこう。 メディアの独自調査が海外製美顔器を名指し批判 2月下旬、中

クチコミ分析
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【mini column】中国Z世代に新たな日本文化 JKファッションと広がる「手帳」の輪

―中国Z世代攻略情報も満載『2020年中国化粧品マーケティング白書』販売中― 色々なものが流行る中国の若者世代。近年特に変わったものが流行り始めている。 それは「手帳」。 といっても、ビジネスマンたちが使う「堅苦しい」ものではなく、日本の女子高生などが好むかわいらしいデザインのノート。どうやら最近の中国Z世代では一部のものが日本とほぼリアルタイムでの流行りを見せるらしいこの流行の一端を覗いてみよう。 中国Z世代に広がる「手帳」というトレンド そもそも「手帳」という言葉は中国語にはない。 「筆記本」、「記事

クチコミ分析
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2021年春節到来  “自粛”ムードの新年を中国はどう迎えた?

2月12日は春節。学校も職場も冬休みとなり、中国では1週間ほどのお休みに入っている。 しかし、今年の春節ものんびりとはしながらも、「新しい生活様式」の雰囲気が漂っている。 新型コロナウイルス蔓延との戦いに「勝利」したと喧伝する中国、本来ならば祝賀ムードに浸りたい春節なのだが…。そんな2021年春節の様子を少しだけ見てみよう。 昨年に続き緊張感のある春節 今年も昨年に続きやや緊張感を保った春節となりそうで、感染防止のために政府も「現在生活している地での年越し(帰省の自粛)」を呼び掛けている。 本来は実家に帰

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中国化粧品市場攻略の必須知識 『2020年中国化粧品マーケティング白書』を読む

【今回はトレンドExpressのサービスのご紹介です】 現在、消費市場は世界的にもコロナ禍によって少なからぬ打撃を受けている。日本の企業はこの未曽有の災害の中で、日本国内および海外の市場も開拓し、収益を伸ばしていく必要に駆られている。 その中で重要視されているのが中国であるが、その市場状況は絶えず変化を続けており、その全体像の把握は難しい。 こうした中国化粧品市場を把握するため、トレンドExpressがSNS分析を含めた自社の調査ノウハウを活用して発行したのが『2020年中国化粧品マーケティング白書』(以