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中国コスメセレクトショップ 登場する2番手企業とは?

前回紹介した中国の新鋭コスメセレクトショップ「The colorist」。SNS映えするカラフルな店舗デザインとブランドの多さ、そしてすべてを試せるという点から、多くの中国女性の注目を集めている。 しかし同店も「一強」とならない様子が、中国のコスメセレクトショップ業界から見えてくる。 The coloristのライバルと目される、同コンセプトの店舗の様子をクチコミ分析で比較しながら見ていこう。 早くも競合ブランドが。運営はよく知るあの会社 これまでのコスメセレクトショップとは全く異なるコンセプトで耳目を奪

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中国Z世代を虜にする新型セレクトショップ「The COLORIST」 クチコミから見える人気ポイントは?

世界でも重要な市場となった中国のコスメ業界。その主戦場はT-MallやJD.comなどがひしめくオンラインと目されているが、2019年ごろから必ずしもそうとは言えない状況が生まれている。 それは「セレクトショップ」の急拡大。 しかもそれは「SEPHORA」といったこれまでの店舗ではなく、急拡大した新しいブランドが業界を席巻している。 今回は現在、Z世代を中心に人気を集める中国コスメセレクトショップをクチコミ分析を合わせて見ていこう。 日本ブランドも新商品の販売ポイントに 中国でも人気の高い日本メイクアップ

クチコミ分析
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台風の目となる中国SNS「B站」 その「殻」は破れるか?

前回、現時点での中国SNSの状況の内、小紅書、抖音、そしてB站ことBilibili動画の動向について簡単にまとめた。 その中で、現在注目が集まっているのがB站である。注目されている理由は同サイトが現在、大きな転換を図っているからだ。 二次元から三次元へ。 リアルな「市場」という世界に足を踏み出そうとしているB站の現状をまとめた。 2020年Q2業績報告とBilibili動画の魅力 中国でも夏場は上場企業のQ2や上半期の業績が発表される時期。Bilibili動画(以下:B站)もナスダックに上場しているため、

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すでに硝煙立ち上るダブルイレブン 2020年はSNSの動きも深く読むべし

中国ですでに始まっているのが「W11(双十一)」に向けた戦略。ブランド、ECサイトはすでに動き出しているが、今年はライブ機能を有するSNSもW11という決戦に向けての戦略を張り巡らし始めている。 今回は現時点で気になるSNSの動きをまとめてみた。 中国版インスタの転換期。ECはあきらめる? まず動きを追いたいのが「小紅書(RED)」である。   「中国版インスタグラム」ともいわれ、一般ユーザーが写真とともに自身の「体会」、すなわち体験・経験をシェアするSNSとして人気を集めている。 特にコスメに

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【column】 新世代が変える中国の食 「オシャレに手軽に健康に」Z世代が食トレンド

中国の食が少しずつ変わりつつある。それを動かしているのは、これまで紹介してきた「Z世代」、すなわち95後や00後世代である。 この中国Z世代の食に対するやや特別なニーズは、中国の食環境を少しずつ変えている。今回は若者をベースにして生まれている昨今の中国「食」とトレンドを見てみよう。 不摂生と健康意識の高さが共存するZ世代 そもそも若者は不摂生、という印象が強い。例えば夜更かし。   実は中国のZ世代も同様で、T-Mallのデータを基にしたレポートでも、ECで購入する時間帯は「深夜0時~2時」が最

クチコミ分析
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新たな爆買いスポット誕生? 中国海南島が、今、燃えている Vol.2 ~理想のオールバウンド体制がここに~

中国消費者の新たな爆買い聖地「海南島」で何が起こっているのか。 トレンドExpressの独自レポート「魅惑の海南島白書」 詳細はこちらから 今、中国の消費者が熱視線を送っている海南島での免税ショッピング。それを受け入れる体制も万全の準備が整っている。 さらにそれをよく見ると、日本のインバウンド業界が長らく追い求めていた「inbound to outbound」の体制が整えられていることに気づく。 そんな今後のインバウンドビジネスへの学びも隠れている海南免税ビジネスの状況を確認しよう。 拡大された免税政策を

クチコミ分析
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新たな爆買いスポット誕生? 中国海南島が、今、燃えている Vol.1

中国消費者の新たな爆買い聖地「海南島」で何が起こっているのか。 トレンドExpressの独自レポート「魅惑の海南島白書」 詳細はこちらから 中国でこの夏、新たな観光スポットへの注目が高まっている。 その場所とは「海南島(行政単位では海南省)」。 「中国のハワイ」とも呼ばれる南国の島である。ここに今、多くの中国消費者が押し寄せている。その背景にあるのはもちろん南国のビーチリゾートという楽しみもあるのだが、多くの消費者が求めるのは「免税」。 9年間続いていた「離島免税政策」が新たな局面を迎え、盛り上がる海南島

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中国Z世代を席巻する「JK」 その背景とは?

―現在、中国化粧品業界の動きがわかる『2020年中国化粧品マーケティング白書』販売中。詳細はこちらへ― 現在、中国都市部の若者たちには日本のあるものが人気となっている。それは「JKファッション」。いわゆる日本の女子高生の制服をファッションやエンターテイメントとして愛用する中国女性が増えているのである。 今回はそんな中国の若者たちに広がる日本の「JK」ファッションについて、まじめに考えてみよう。 “ある”日本関連コスプレが騒動に 先日、中国で日本の“ある”姿に身を包んだ女性の事件がネット上で話題になった。

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クチコミで振り返る618 ~ダブルイレブンのための復習~

618からはやひと月。 すでに多くの企業が今年のダブルイレブンに向けて動き出している。今年は新型コロナウイルスの影響もあり、消費者の消費マインドや習慣、そしてそれに対する有効なマーケティング方法が大きく変わっている。 8月以降に本格化するダブルイレブンへの準備のために、もう一度先の大型商戦618を復習しておこう。 クチコミで振り返る2020年の618 トレンドExpressでは、今年の618がどのように消費者がとらえていたかを把握するため、5月25日から6月20日の618期間中、Weibo上でつぶやかれた

クチコミ分析
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「自己」を求め続ける中国Z世代 その土台となっているものとは?

中国で分析が進んでいる中国の新世代「Z世代」。 これまでとは全く新しい価値観、習慣を有している彼らを知ることは、今後の中国市場において非常に大きな意義を持つ。 これまでその大まかな環境、そしてコスメニーズなどを見てきたが、今回は彼らのブームの中から、彼らの心理に踏み込んでみようと思う。 周囲にないものを目指してのサブカルチャー 中国のZ世代の興味の先として挙げられる代表的なものが「二次元」、「サブカルチャー」である。 特に日本サブカルチャーの熱烈ファンの主力は大学生、すなわちZ世代である。