中国ですでに始まっているのが「W11(双十一)」に向けた戦略。ブランド、ECサイトはすでに動き出しているが、今年はライブ機能を有するSNSもW11という決戦に向けての戦略を張り巡らし始めている。 今回は現時点で気になるSNSの動きをまとめてみた。 中国版インスタの転換期。ECはあきらめる? まず動きを追いたいのが「小紅書(RED)」である。 「中国版インスタグラム」ともいわれ、一般ユーザーが写真とともに自身の「体会」、すなわち体験・経験をシェアするSNSとして人気を集めている。 特にコスメに

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中国ですでに始まっているのが「W11(双十一)」に向けた戦略。ブランド、ECサイトはすでに動き出しているが、今年はライブ機能を有するSNSもW11という決戦に向けての戦略を張り巡らし始めている。 今回は現時点で気になるSNSの動きをまとめてみた。 中国版インスタの転換期。ECはあきらめる? まず動きを追いたいのが「小紅書(RED)」である。 「中国版インスタグラム」ともいわれ、一般ユーザーが写真とともに自身の「体会」、すなわち体験・経験をシェアするSNSとして人気を集めている。 特にコスメに
中国の食が少しずつ変わりつつある。それを動かしているのは、これまで紹介してきた「Z世代」、すなわち95後や00後世代である。 この中国Z世代の食に対するやや特別なニーズは、中国の食環境を少しずつ変えている。今回は若者をベースにして生まれている昨今の中国「食」とトレンドを見てみよう。 不摂生と健康意識の高さが共存するZ世代 そもそも若者は不摂生、という印象が強い。例えば夜更かし。 実は中国のZ世代も同様で、T-Mallのデータを基にしたレポートでも、ECで購入する時間帯は「深夜0時~2時」が最
中国消費者の新たな爆買い聖地「海南島」で何が起こっているのか。 トレンドExpressの独自レポート「魅惑の海南島白書」 詳細はこちらから 今、中国の消費者が熱視線を送っている海南島での免税ショッピング。それを受け入れる体制も万全の準備が整っている。 さらにそれをよく見ると、日本のインバウンド業界が長らく追い求めていた「inbound to outbound」の体制が整えられていることに気づく。 そんな今後のインバウンドビジネスへの学びも隠れている海南免税ビジネスの状況を確認しよう。 拡大された免税政策を
中国消費者の新たな爆買い聖地「海南島」で何が起こっているのか。 トレンドExpressの独自レポート「魅惑の海南島白書」 詳細はこちらから 中国でこの夏、新たな観光スポットへの注目が高まっている。 その場所とは「海南島(行政単位では海南省)」。 「中国のハワイ」とも呼ばれる南国の島である。ここに今、多くの中国消費者が押し寄せている。その背景にあるのはもちろん南国のビーチリゾートという楽しみもあるのだが、多くの消費者が求めるのは「免税」。 9年間続いていた「離島免税政策」が新たな局面を迎え、盛り上がる海南島
―現在、中国化粧品業界の動きがわかる『2020年中国化粧品マーケティング白書』販売中。詳細はこちらへ― 現在、中国都市部の若者たちには日本のあるものが人気となっている。それは「JKファッション」。いわゆる日本の女子高生の制服をファッションやエンターテイメントとして愛用する中国女性が増えているのである。 今回はそんな中国の若者たちに広がる日本の「JK」ファッションについて、まじめに考えてみよう。 “ある”日本関連コスプレが騒動に 先日、中国で日本の“ある”姿に身を包んだ女性の事件がネット上で話題になった。
618からはやひと月。 すでに多くの企業が今年のダブルイレブンに向けて動き出している。今年は新型コロナウイルスの影響もあり、消費者の消費マインドや習慣、そしてそれに対する有効なマーケティング方法が大きく変わっている。 8月以降に本格化するダブルイレブンへの準備のために、もう一度先の大型商戦618を復習しておこう。 クチコミで振り返る2020年の618 トレンドExpressでは、今年の618がどのように消費者がとらえていたかを把握するため、5月25日から6月20日の618期間中、Weibo上でつぶやかれた
中国で分析が進んでいる中国の新世代「Z世代」。 これまでとは全く新しい価値観、習慣を有している彼らを知ることは、今後の中国市場において非常に大きな意義を持つ。 これまでその大まかな環境、そしてコスメニーズなどを見てきたが、今回は彼らのブームの中から、彼らの心理に踏み込んでみようと思う。 周囲にないものを目指してのサブカルチャー 中国のZ世代の興味の先として挙げられる代表的なものが「二次元」、「サブカルチャー」である。 特に日本サブカルチャーの熱烈ファンの主力は大学生、すなわちZ世代である。
618が終了してから約一月。その興奮も徐々に収まりを見せている様と思いきや、中国のマーケティング業はいまだ大きな動きの中にある。 その中心はもちろんライブコマースである。 実践投入されたばかりの昨年も大きな盛り上がりを見せたが、今年はそのプラットホームの去就によって“戦局”が大きく変わり、今後の市場をも変えるのではと噂されているのである。 中国のライブコマースの高まりは業界に何をもたらすのか。見ていくことにしよう。 ライブ発信元同士での火花が続いた618 まず今年の618におけるライブコマースでの話題を少
上半期最大の商戦618が終了した。 今年は普段とは個なる環境の中、普段とは異なる盛り上がりを見せた618.それが終わったところで少し胸をなでおろしているブランドも多いはずだ。 そして考えるのは11月11日までの5か月近い時間なのだが、この期間の過ごし方でダブルイレブンの過ごし方が決まるといってよい。 その大きなポイントが「夏」だ。 あまり日本では注目されてはいないが、実は使いようではダブルイレブン攻略の大きな布石となるこの夏の商戦を紹介しよう。 ダブルイレブンのためにも夏は無駄に過ごせない どこかの学習塾
例年とは異なる雰囲気の中展開された今年の618。上半期最大の小売りイベントが終了したわけだが、その経過を見ていると、中国EC業界が新しい時代に入っているのではないか…という疑問がわいてくる結果となった。 今回はまず、今年の618の売上結果、そして話題となったライブの基礎状況を振り返ってみよう。 Afterコロナの618。気になる成果は? まずは全体の成果、各プラットホームの発表を復習してみよう。 実は今回は各調査機関やプラットホームでの結果報告にはそれぞれ差異が生じている。その原因については後ほど分析する