特集-越境EC大解剖

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越境EC最新動向からW11・618など中国EC商戦を詳細分析
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経済・消費に注目が集まる中国の上半期最大商戦618を読む<総論篇>

2025年も半分が過ぎた。 世界情勢を見ればウクライナ戦争の継続のほかイスラエルとアラブとの紛争、さらにはトランプ関税、国内では物価高と米問題など、頭の痛い課題がオンパレードの半年であった。 その中で中国経済は各界の注目のテーマであり続けた。そしてその中国経済を支える消費動向の上半期を占う意味で関心を集めたのが上期最大の商戦「618」だ。 今回はその全体概況と結果を俯瞰し、その全体像をつかんでおこう。 2025年の618商戦で何が変わったのか? 2025年の618について書こうと思ったとき、突然筆が止まっ

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2020年ダブルイレブン前半戦終了! 人気スキンケアランキングに変化が

ダブルイレブンも11月1日から3日の1回目の山場を越え、長い戦いもターニングポイントを超えた。 そのなかで、徐々にデータが公表されつつあるが、スキンケアセグメントにおいては、若干の変化が見えるようである。 今回は現時点で公開されている情報を基に、ダブルイレブンのスキンケアセグメント前半戦の結果を見てみよう。 前半戦終了。スキンケア市場に変化が? 今年のダブルイレブン。コロナ後の最大商戦という事で、注目が高まっているのは言うまでもない。   ただ、今年は形式が若干異なり、10月21日からの予約期は

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2019年ダブルイレブン(独身の日)マーケティング分析 化粧品2ブランド躍進の背景は

昨年を超えるオーダー金額となった今年のダブルイレブン。T-Mallも1日のオーダーで日本円に換算して4兆円を超えていたが、やはり気になるのは「どのブランドが売れたのか?」。 今回は化粧品セグメントの順位の状況を見ながら、今年話題となったプロモーションを見つつ、今後の中国EC戦略について考えてみよう。 4兆円の裏に、化粧品ではランキングに変化が すでに承知の通り、2019年のダブルイレブンはT-Mallが24時間で2684億元、日本円に換算して4兆円を超えるオーダーが集まった。 ジャック・マーが引退し、また

越境EC>ダブルイレブン
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【ダブルイレブン】 W11攻略に必要なのは「数学」と「読解力」 増え続ける割引キャンペーンに消費者たちは……。

中国EC商戦のマーケティング手法として、今年の618でも多用されたのが「紅包」。WeChatでは春節や友人同士で現金を送りあう「ご祝儀袋」機能として利用されていますが、EC商戦では消費者に対して特定の金額のサービスを行う、マーケティングの一環として活用されています。 本来、消費者にとってはお得感の増すサービスであるはずなのですが、昨年のW11に関するクチコミを見てみると、なにやら不満があるようです…。今回はW11に関する消費者の悩みについて見ていきましょう。 「W11数学問題」。あなたは解けますか? 昨年

越境EC>618
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【越境EC】 ビッグイベント重複も新しい小売モデルへ 2018年618商戦まとめ

今年も大きな盛り上がりを見せた618年中商戦。この後訪れるW11を占う商戦としても注目されているこのイベントですが、今年もいろいろと話題に事欠かなかったようです。ニュース報道などを中心に、今年の618商戦を振り返ってみましょう。 もとは彼らの創立祭。売上トップ「京東(JD.com)」 まず売上です。中国の調査会社・星図数据によると、今年の618期間(6月1日~6月18日)、全サイトの受注額を合計すると2844.7億元。日本円で約4兆8400億円あまりとなっています。 そのうち、京東(JD.com)の受注金

越境EC>ダブルイレブン
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【ダブルイレブン】 W11(独身の日)の見えないファイター 速達便業者が迎える戦いのとき

中国最大のECイベントである「ダブルイレブン(独身の日)」。同イベントに関して、日本では金額面ばかりがクローズアップされますが、中国国内では金額以外にも様々な部分で注目を集めています。その一つが「物流」。W11当日に向けて綿密な準備を進めているのはメーカー、店舗、EC業者、そして消費者だけではありません。「快逓(速達便、バイク便)」会社にとっても、まさに戦いの日なのです。W11の物流に関するデータを見ながら、速達便業者の変化を見てみましょう。   今回、中国トレンドExpressでは、昨年のW1

越境EC>ダブルイレブン
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【ダブルイレブン】 2017年ダブルイレブンをクチコミ分析 見える中国消費者の心

618が終了した中国のEC業界。しかし市場では来るべき最大の商戦に向けて動き出しています。それがW11(ダブルイレブン)。『中国トレンドExpress』ではその戦いに向けて、2017年W11を分析。勝つための法則を探っていきます。今回は昨年のW11に関するクチコミ調査を実施、Weibo上のつぶやきから、昨年の状況、そして消費者心理を紐解いていきます。 約2.8兆円の発注があった2017年のW11(ダブルイレブン。「独身の日」)。日本ではその規模が大きくクローズアップしてきますが、クチコミ調査で見ていくと、

越境EC>ダブルイレブン
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【ダブルイレブン】 おさらいしてみよう! 中国最大のECイベント「W11(ダブルイレブン)」とは

6月18日、中国EC巨大商戦のひとつ「京東618」の最も大きな山場が終了しました。多くのメーカーさんも同イベントに参加していますが、各社「ホッと」一息ついていることでしょう。しかし、年間を通じた最大の山場はこれから。11月11日に控える「独身の日」こと「W11(ダブルイレブン)」です。今年もやって来るこの中国最大規模の商戦にむけ『中国トレンドExpress(CTE)』では総力を挙げて特集、2017年の振り返り・分析からクチコミ調査を行った消費者動向、プロモーション手法分析など、今年のW11で勝つための情報

越境EC>618
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【速報】2018年の618商戦は18日間で1592億元(2.7兆円)

中国2大EC商戦の1つ、「618」(中国EC大手・京東の設立記念日)は、6月18日に最高潮を迎えました。6月1日からキャンペーンが始まり、20日過ぎまで続く長期戦ですが、618当日を過ぎたことで、山場を越えたことになります。 速報値では6月1日から18日24時までの間に、京東(JD.com)で受けた注文総額は1592億元(約2兆7300億円)と、昨年の1199億元(約2兆円)を超える金額となっています。 今年は中国の伝統節句である「端午節」とも重なったこともあり、百貨店やショッピングモールといった実体店舗

【業界レポート】ファッション編 中核は「95後」。なぜKOLが刺さるのか?
中国プロモーション>中国 KOL
中国プロモーション>中国 KOL

注目すべきは「95後」。なぜKOLが刺さるのか?~業界レポート・中国アパレルファッション編

北京や上海、広州の繁華街もおしゃれなファッション、メイクに彩られた女性を多く見かけるようになった中国。2016年にはファッション消費金額において世界2位となっています。今回は今年1月に阿里数据(アリババのデータセンター)が淘宝iFashionとの提携で発表したオンライン・ファッション消費調査『2018iFashion時尚消費趨勢報告』から、そんなファッション大国・中国のオンライン・ファッション消費動向を見てみましょう。 消費主流は「95後」!KOLにつながる背景 まずTaobaoのデータで驚かされるのは、