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インバウンド
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中国マーケティングニュースピックアップ <2020年4月3日報>

今、中国ではどんな商品が話題になっているのか? 中国のマーケッターたちは何に注目しているのか? 中国マーケティング業界ではどのように分析しているか。 これは中国向けマーケティングに携わるものであれば知っていなければならない基礎知識。しかし日本にいると収集にも時間がかかるもの。そこで中国トレンドExpress編集部では、中国のマーケティングに役立つ中国の記事をピックアップ、サマリーを隔週でお届けする。 今週は中国のシンクタンク『第一財経商業数据中心(CBN Data)』が紹介した記事から3本をチョイス。 桜

クチコミ分析
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【ミニコラム】 東京五輪延期を中国はどう伝えたか そしてSNS上の反応は?

懸案だった今年夏の東京五輪が1年程度延期され、「2021年夏までに開催」との報道が日本国内だけでなく、世界中で流れた。 原因となったのはもちろん新型コロナウイルスの蔓延であるが、最初にそのウイルスとの戦いを繰り広げ、国内の報道を見る限り徐々に回復モードに入りつつある中国ではどのようにとらえたのか。 中国での報道、SNS上のコメントなどを見ながら考えてみよう。 大手メディアも一斉に報道。SNSの反応は? 東京オリンピック延期のニュース、中国でも大手メディアが一斉に報じている。ただその内容は、延期の判断に対し

クチコミ分析
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中国新型コロナ消費を振り返る 「宅経済」はどこまでいくのか?

世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルスだが、その最初の発生が確認された中国では公的には峠を越した印象がある。 その中で中国ではこの徹底した外出規制の中で拡大した新たな市場を振り返って分析し、今後への活用を考える動きが出始めている。 その対象となっているのが「宅経済」である。 中国で“再考”されているこの宅経済とはいったい何なのか? 中国の状況をもう少し整理しながら見ていこう。 そもそも「宅経済」とは? この「宅経済」という言葉、中国では10年の歴史を持っているキーワードであり、それが冒頭で「再考」と

クチコミ分析
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2020年の「315」、番組延期も 消費者権利保護への課題提起は継続

年に1度、中国の消費者が注目し、多くの企業が緊張する3月15日がやってきた。中国における消費者権益保護の日である。 この日は中国中央電視台(CCTV)が特別番組を放送し、消費者権益を阻害する劣悪品や詐欺的サービスなど、中国の消費者の正統な権利を侵害する企業を摘発し公開していく日である。 多くのメーカーが関連部署からの調査を受けることで緊張度が高まる日であるが、今年は新型コロナウイルス対策に集中するために、中国中央電視台の特別番組も放送延期が決まった。 とは言いうものの、中国消費者の意識には常に「維権(権益

越境EC
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中国ついに復活か!? 2020年「女王節」の成果やいかに

3月に入って、公開されている数値を見る限り、落ち着きを見せてきた中国の新型コロナウイルスの状況。 そのなかでやってきたのが3月8日の国際婦人デー。中国では「3・8婦人節」と呼ばれ、女性の権利・権益を守る日として平日である場合は女性は半日のお休みとなったり、公的なイベントが行われる。 しかし近年はもっぱら第1四半期における「EC商戦」日。「女王節」や「胡蝶節」と呼ばれ、女性をターゲットにした商戦が展開される日となっている。 さらに今年は新型コロナウイルスの影響がどこまで消費に影響するかの判断材料としても注目

越境EC
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みんな大好きお菓子! 中国のお菓子市場はちょっと違う

現在は一時的に動きが止まっている中国からの訪日観光客。しかし、この騒動が終息すれば、まだまだ日本へと観光にやってくることが予想されている。 この中国からのインバウンド消費といえば化粧品が注目されるが、実は同時に高い人気を誇っているのが「お菓子」。中国消費者もお菓子を食べるのが非常に好きなのである。 トレンドExpressでは2月、中国のお菓子業界とインバウンドのお菓子消費を分析する基礎資料を作成したが、その中から今回は、中国のお菓子事情を見てみよう。 中国消費者も大好きなお菓子。インバウンド消費も 日本の

クチコミ分析
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中国の消費能力は回復できるのか? 直近、中国小売り動向

新型コロナウイルス終息の暁には中国の消費は一気に回復する―。 そんな予想が一部から聞かれ始めてきている。 確かに中国の公式発表では新規患者数が減少し、快癒患者数が増加している。また同時にSNS上では「〇〇(地名)人は復讐する!」といったタイトルで、このウイルスが過ぎ去った後の「報復的消費」、「報復的美容」、「報復的旅行」といった願望が書き連ねられている。 今回はそんな徐々に拡幅を見せつつある中国の消費動向を、中国のメディア報道を頼りに見ていこう。 中国消費能力回復の兆し?JD.comのコスメセール 中国消

クチコミ分析
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中国女性のホンネVol.9~商社勤務のRosyさんの場合

Text・Photo:配島亜希子 江蘇省出身のRosyさん(33歳)は、日系大手商社に勤務するアラサーの独身女性。「中国人はすぐに転職する」と言われる風潮の中、1社目の同社に勤続8年と長く勤めています。 日本語はビジネスレベルで、“N2”と呼ばれる日本語能力試験(JLPT)2級を取得。月収は7500元(約12万円)と上海の平均水準。プライベートを満喫しながらも、一人暮らしに淋しさを覚えている彼女。今一番欲しいものは“結婚指輪”だそうです。 今回の取材対象者のプロフィール 氏名:Rosy 年齢:33歳 出身

クチコミ分析
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気になるウイルスをどう防ぐ?殺菌ニーズの高まりに動き出す中国企業。

世界的な蔓延を見せているコロナウイルス。真っ先に広がった中国では、1か月以上にわたって外出が制限されるなど、消費者の生活に大きな影響を与えている。 それはクチコミデータにも如実に表れており、トレンドViewerの「買いたい」ランキングなども大きな変化が見えている。 その変化にいち早く対応したのは中国の化粧品などの業界である。彼らはコロナウイルス後を見据えて新たな商品の開発に着手するなど積極的な動きを見せている。 今回はViewerから見える中国におけるコロナウイルス・ショックと、それを受けた中国企業の動き

クチコミ分析
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中国ニュース深読み~中国ネット社会で広がる葛藤

すでに日本でも知られている中国のネット社会化。さらにはそのIT技術の向上と相まって、まさに世界最先端のインターネット、IT社会が出来上がっている。 日本ではその技術面が喧伝されているが、重要なのはそれを使う人。3月に間もなく施行される新しいインターネット関連規定に、その課題が見えてくる。 今回は中国インターネットの規制に背景から、今後の中国インターネット環境を考える。 8億人のインターネット社会が既に出来上がっている 中国のインターネットの普及率はすでに国土の60%を覆っている。「まだ半分?」と思われるか