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【column】隠れた中国スキンケアブランドをクチコミ分析~中国機能性スキンケア市場に挑むには

中国のスキンケア市場は成長とともに進化を続けている。そして同時に、中国の消費者も成熟の度合いを増してきている。 そうした市場において、企業は何が必要なのか。どういったマーケティングを行うべきなのか。 そのヒントを、2022年の中国スキンケア市場において、ビッグネームの影で着実に成長してきた中国ブランドを分析するところから見て行きたい。 隠れたダークホースブランド「QUADHA」 先のダブルイレブンにおいて、コスメ領域で中国ブランドが引き続き存在感を見せている。   2021年ごろまでは、主にメイ

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【考察】最大商戦に何が起こったのか?2022年ダブルイレブンを振り返る

2022年も最大商戦であるダブルイレブンが終了した。しかしその様相は、大きな変化があった前年を超えるほどの変化、調整がなされる状況であった。 公的発表の少ない状況の中で、中国の専門メディアで報道されている内容を拾い集めながら、2022年のダブルイレブンの状況を予測してみた。 2022年のダブルイレブンを振り返る 2022年のダブルイレブンは昨年に引き続き異例だった。 毎年、11月10日の夜には最大手のアリババが、複数のテレビ局やオンライン動画サイトと連携して「ダブルイレブン前夜祭」を開催。 中国だけではな

クチコミ分析
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【column】マタニティコスメの根底は「植物派」 注目のローカルブランドをクチコミチェック

前回紹介した中国におけるマタニティコスメ市場。 世代交代の中で中国のマタニティ層でも「今まで同じくきれいなままでいたい」というニーズが広がり、これまでは避けられていた妊娠期におけるお化粧という習慣が広がりつつある。 そのなかでリーディングカンパニーとも見られるブランドも登場していることが、クチコミ調査から浮かんできた。 今回は今、中国のマタニティ層が注目するコスメブランドをクチコミ分析してみよう。 ▼前回はこちら 【column】妊婦さんも世代交代。変わる意識の中で成長する中国マタニティコスメ マタニティ

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【Topics】前半戦が終わったダブルイレブンの状況は?また新たなマーケティングレギュレーションも

中国最大の商戦・ダブルイレブンも前半戦の山場を越えた。昨年以降、いろいろな変化が訪れているこの商戦だが、まずは速報値で現状を把握しておこう。 また、10月の末には中国市場におけるマーケティング活動に関して重要な発表がなされている。 相変わらず動きを見せている中国マーケティングから気になる2トピックスを見てみよう。 ダブルイレブン前半戦終了。現状把握と見どころは? 中国最大商戦であるダブルイレブンが山場の一つを越えた。 11月1日で予約期が終了し、これから11日までの商戦期間はあるが、売上の大半が集中する予

クチコミ分析
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【column】妊婦さんも世代交代。変わる意識の中で成長する中国マタニティコスメ

減少傾向にあるという中国の出生人口。 しかし、それでも年間1000万人近くの子供が産まれており、同時に同数の「妊婦さん」が存在していることになる。 その母親たちも新たな世代へと入りつつあり、世代交代、そして社会の変化に伴ってその思考が大きく変化。結果として新たな市場を形成しつつある。 その代表が、妊婦さんたちのお化粧、マタニティコスメである。 今回は100億元市場ともいわれるマタニティコスメ市場をクチコミから見て行こう。 競争に打ち勝てるより健康的な子供を産むためのこだわり もともと中国では「出産」に対す

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【Topics】最大商戦のスタート。気になるライブコマース市場は?

2022年もついに中国最大の商戦期に突入。どのブランドもマーケティング合戦を繰り広げているが、今年もその帰趨を制する者は「直播(ライブ)」と目されている。 そしてそのライブ業界において、さっそく大きな動きがあった。 今回はその中国ライブコマースの状況を占めるトピックスを2つほどまとめてみた。 抖音のトップライバーが相次いで「Taobao Live」へ まず業界が注目したのが10月18日にメディアによって流れた「羅永浩」とTaobao Liveの戦略提携のニュースである。   同氏はこれまで抖音の

クチコミ分析
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【column】マーケティングストーリー構築に必須 いま、中国の若者の急成長トレンドスポーツとは?

中国のトレンドの変化は日本のそれよりも速い。高速で変わっていく、というのは中国事業に携わる者であれば常識である。 しかし、近年さらにそのスピード感が増している感がある。 つい先日、「中国におけるキャンプブーム」について語った記憶がある(【column】人気番組で急拡大!周辺商品までも広がる中国キャンプブーム)が、そこからさらに新たなトレンドが中国を席巻している。 今回はいま中国で熱く燃え上がっているスポーツに目を向けつつ、こうした情報をどのように生かすのか考えてみたい。 中国で謎の爆増を果たした「フリスビ

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李佳琦電撃復帰!! ダブルイレブンは?ライブコマースは?

9月20日、中国のEC、ライブコマース業界がざわめいた。 姿を消してから109日。突然、かつてのカリスマKOL「李佳琦」がライブコマースを実施、業界復帰を果たしたのである。 今回はダブルイレブン直前に起こったこの大きな変化について考えてみたい。 ▼関連記事 【column】課題や事件で変わりつつある中国ライブマーケティング市場 電撃復帰を果たした李佳琦 実は業界では李佳琦復帰の噂は数回にわたって囁かれていた。 9月の中旬ごろにも「復帰」の文字が業界関連情報メディアに見え、「9月23日の夜に復帰」という具体

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【column】課題や事件で変わりつつある中国ライブマーケティング市場

昨年末ごろから中国のライブを中心とするマーケティング環境が大きく変わりつつある。これまで当てにしていたライバーも、一線から姿を消してしまい、マーケティング計画が大きな変更を求められたという企業も少なくない。 そうした荒波の中、中国におけるライブを中心とするマーケティングはどのような状況にあるのだろうか。 直近の中国の報道などを集め状況把握を試みた。 ▼関連記事 【column】消えたトップライバー。 中国ライブコマース、そしてマーケティングはどう変わる? カリスマライバー時代の終焉 2022年8月現在、中

クチコミ分析
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【mini column】中国スキンケアの新潮流?よりシンプルなケアへ

常に念入りなスキンケアを行う中国の消費者。しかし、そのスキンケアの手法が徐々に変わりつつある。 メイクアップにおいても、ガッチリ系のメイクから、より素顔の美しさを引き立たせるメイクも浸透しつつあるが、スキンケアにおいてもかつての「良いものをより多く使う」ケアから、「必要なものに集中する」ケアが広がりを見せている。 今回は今、中国のコスメ業界に広がる新しいスキンケアのトレンドをクチコミ簡易分析を含めてみてみよう。 ▼関連記事 【column】「ガッチリ系」メイクから「素顔」メイクへ。2022年の中国は透明な