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クチコミ分析
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中国の主力消費者たる「早八人」たちの メイクトレンドとは?

素顔メイクが広がりつつある中国のメイクトレンド。 それを牽引しているのが「早八」と呼ばれる層である。 言われてしばらく経つ言葉ではあるが、今、その存在感をコスメ業界でも強めている風潮が所々に見られている。 今回は前回の素顔メイクトレンド隆興につづいて、それを牽引している中国の「早八」と言われる消費者を中心に、そのニーズを見て行こう。 ▼前回の記事 新型コロナウイルス後の中国 メイクアップトレンドはどう変わる? 早八人(早八党)とは? 中国の素顔メイクトレンドを見るために、中国の重要なワード「早八人(もしく

クチコミ分析
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新型コロナウイルス後の中国 メイクアップトレンドはどう変わる?

歌は世につれ世は歌につれ… などというのは昭和歌謡の定番文句だが、時代と共に変わるもののひとつに「女性のメイクトレンド」というものがある。 特に猛スピードで変わり続ける中国では、メイクトレンドの移り変わりも早く、消費者たちも敏感。常に情報アンテナを立てて生活している。 株式会社NOVARCAでは中国版Instagram「小紅書(RED)」のクチコミ分析ノウハウを用いて、2023年そして2024年の第1四半期のメイクスタイルのクチコミ分析を試みた。 中国のメイクトレンドを小紅書クチコミから考える。 日本でも

インバウンド
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日本円レートの急変動 小紅書クチコミから見る中国消費者の反応とインバウンド

2024年に入り中国からの観光客も徐々に増加中、2024年4月に至っては50万人を超え、月単位では2019年の7割を超えた。中国からのインバウンドにおいていろいろと話題は絶えないが、4月に至って大きな話題を呼んだのが「日本円レート」の急落である。 相対的には人民元の価値が上がったわけであるし、海外からの観光客にとっては喜ばしいことのはずなのだが、中国版Instagram「小紅書(RED)」のクチコミからは悲喜こもごもの様子が見える。 株式会社NOVARCAが毎月発行している「インバウンド月次クチコミレポー

インバウンド
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3年間で変わるニーズ、変わる「爆買い」 中国SNSから見る中国訪日観光客の「ショッピングニーズ」とは?

2023年に新型コロナ関連の入国手続きが変わり、インバウンドが再開となった日本。すでに多くの外国人が訪れ始め「インバウンド復活」を感じさせている。 しかし、いまひとつ物足りなさを感じるのはコロナ前には最大の人数と消費金額を誇った中国からの入国者数だ。 特にインバウンド復活による「爆買い」を期待する声は大きい。 では実際に爆買いは復活するのか? コロナ前ではなく、「今の中国消費者」のニーズを中国SNSから拾ってみると、コロナ前とは異なる、新たな訪日観光ニーズが見えてくる。 今回は本格的な「戻り」を感じさせた

インバウンド
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【インバウンド】プレイバック2019 コロナ前、中国消費者は日本でどこへ行き何を買っていたのか

【インバウンドウェビナーのお知らせ】 中国インバウンド復活に向けた先行的打ち手とは? 〜トレンド予測と需要開発に向けて〜 回復が見込まれる中国からの訪日観光。 それに向けて日本企業は何をすべきか? 現状の整理・把握と独自調査をもとに、 株式会社NOVARCAの濵野代表が新たなインバウンドについて語ります。 お申し込みはこちら   期待されるインバウンドの復活。 現時点では中国からの訪日観光客の明確な戻りはないが、一部、マルチビザを取得している消費者などの入国がある様子である。 さらに1月26日に

インバウンド
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【column】どうなるインバウンド、どうなる中国市場 ~年末年始の大転換を整理する~

2022年の年末(11月末から12月)から2023年の年始は世界の耳目が中国の一挙手一投足に集中した時期だったと言えるだろう。 約3年の長きにわたって継続してきた「ゼロコロナ(動態清零)」から、一気に事実上の「Withコロナ」へと急展開。 その動きには外で見ていた我々だけではなく、中国国民も戸惑い、混乱を見せていた。 そしてさらに12月末には中国への入国、出国の条件が緩和。 わずか1ヶ月程度の期間に一気に中国社会が大きく変わっていったのである。 もちろん中国からのインバウンド回復への期待も高まるが、その体

越境EC
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【column】隠れた中国スキンケアブランドをクチコミ分析~中国機能性スキンケア市場に挑むには

中国のスキンケア市場は成長とともに進化を続けている。そして同時に、中国の消費者も成熟の度合いを増してきている。 そうした市場において、企業は何が必要なのか。どういったマーケティングを行うべきなのか。 そのヒントを、2022年の中国スキンケア市場において、ビッグネームの影で着実に成長してきた中国ブランドを分析するところから見て行きたい。 隠れたダークホースブランド「QUADHA」 先のダブルイレブンにおいて、コスメ領域で中国ブランドが引き続き存在感を見せている。   2021年ごろまでは、主にメイ

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【考察】最大商戦に何が起こったのか?2022年ダブルイレブンを振り返る

2022年も最大商戦であるダブルイレブンが終了した。しかしその様相は、大きな変化があった前年を超えるほどの変化、調整がなされる状況であった。 公的発表の少ない状況の中で、中国の専門メディアで報道されている内容を拾い集めながら、2022年のダブルイレブンの状況を予測してみた。 2022年のダブルイレブンを振り返る 2022年のダブルイレブンは昨年に引き続き異例だった。 毎年、11月10日の夜には最大手のアリババが、複数のテレビ局やオンライン動画サイトと連携して「ダブルイレブン前夜祭」を開催。 中国だけではな

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【column】マタニティコスメの根底は「植物派」 注目のローカルブランドをクチコミチェック

前回紹介した中国におけるマタニティコスメ市場。 世代交代の中で中国のマタニティ層でも「今まで同じくきれいなままでいたい」というニーズが広がり、これまでは避けられていた妊娠期におけるお化粧という習慣が広がりつつある。 そのなかでリーディングカンパニーとも見られるブランドも登場していることが、クチコミ調査から浮かんできた。 今回は今、中国のマタニティ層が注目するコスメブランドをクチコミ分析してみよう。 ▼前回はこちら 【column】妊婦さんも世代交代。変わる意識の中で成長する中国マタニティコスメ マタニティ

越境EC
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【Topics】前半戦が終わったダブルイレブンの状況は?また新たなマーケティングレギュレーションも

中国最大の商戦・ダブルイレブンも前半戦の山場を越えた。昨年以降、いろいろな変化が訪れているこの商戦だが、まずは速報値で現状を把握しておこう。 また、10月の末には中国市場におけるマーケティング活動に関して重要な発表がなされている。 相変わらず動きを見せている中国マーケティングから気になる2トピックスを見てみよう。 ダブルイレブン前半戦終了。現状把握と見どころは? 中国最大商戦であるダブルイレブンが山場の一つを越えた。 11月1日で予約期が終了し、これから11日までの商戦期間はあるが、売上の大半が集中する予