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クチコミ分析
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2020年も中国から目が離せない 注目すべきトピックスは?

いろいろあった2019年もようやく過ぎ去り、2020年、日本にとっては非常に重要な一年が始まった。来るべきビッグイベントに向けて、日本の企業でも準備が進められている。 その中で重要なポジションを占めるのが「中国」。その消費者の動向は、中国事業担当者ならずとも注目しているところだ。 そこで2020年のスタートは、少しマクロな視点から今年の中国市場を戦うための重要トピックスを確認していこう。 中国でも熱気高まる下沈市場 現在、中国国内でも注目されているのが3線都市以下から農村にかけての政策である。 &nbsp

クチコミ分析
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2019年中国マーケ業界ホットワード 「盲盒」に2020年も注目

2019年には多くのキーワードが中国マーケティング業界で注目された。2線、3線都市市場を示す「下沈市場」、ダブルイレブンで猛威を振るった「ライブコマース」、「KOLからKOCへ」などなど、まさに猛スピードで変わり続ける中国消費者の心に刺さるマーケティング手法も、大きく変化をしている。 そんな中国のマーケティング業界でにわかに注目を集めたキーワードが「盲盒」。今回は日本ではあまり知られていないこのキーワードを読み解いていこう。 「盲盒」とは果たして何者か? さてこの「盲盒」。中国語のできる人でも、ぱっと思い

インバウンド
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中国消費者「買った」日本商品ランキング2019 ~化粧品セグメント~

日本の企業が熱い視線を注いでいる中国の美容・コスメ市場。2019年の状況を、トレンドViewer「買った」ランキングのコスメ・美容セグメントのクチコミ状況を見てみよう。 昨年比40%増。ますます加速するコスメ・美容市場 まずはクチコミ件数の推移を確認しよう。 【グラフ】コスメ・美容セグメントのクチコミ件数推移 これを見ると、コスメ・美容セグメントのクチコミ総数は2019年10月末時点で約468万件。2018年が330万件余りであったことと比較すると、40%以上の伸びを見せている。   伸長の背景

クチコミ分析
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編集長のつぶやき~自分はまだ中国を知らない~

毎日のように中国のニュースや中国SNSを見る。中国の人たちと中国語で話をする。そんな生活を送っているのであるが、いや、そういう生活を送っているからこそ「自分は中国のことを知らなさすぎる」と感じることがある。 今回は通常の中国トレンドExpressとは少し趣を変え、編集長のボヤキにお付き合い願いたい。 中国語で「有事没事~」という表現がある。日本語で言えば「何かにつけて(目的のあるなしにかかわらず)」といった意味になるだろうか。   私にとっての「小紅書(RED)で検索する」ことがそれにあたる。

クチコミ分析
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今ドキ中国消費者解体新書 「カスタマージャーニー」で見える中国市場攻略法 Vol.9 ~買いか否か。購入ボタンは熱く冷静な戦いの結果~

これまで見てきた中国消費者の情報収集、比較分析。これらはすべて商品を「買う」ための努力であった。では実際に「買う」時には、気楽に購入ボタンをクリックしているのだろうか? そこには、情報分析と同じかそれ以上の熱き“冷ややかな”戦いがあったのである。 複雑化がますます進む購入チャネル。中国消費者は? まずはおさらいとして、中国消費者が購入する「場所」を整理してみてみよう。 中国でのショッピングといえば、まずはECであり、すぐにアリババグループのTaobao、T-Mall、そしてそのライバルであるJD.comな

クチコミ分析
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日本企業を悩ませる中国商標問題 ~最新判決から考える~

日本を含めた海外ブランドが中国市場で突き当たる問題の一つが「商標権」の問題。明らかな模倣商品などに関しては法律の保護もあり、戦うことができるのであるが、商標に関しては勝手が異なる。 先日中国で判決が下された日本大手ブランド敗訴の商標裁判を見ながら、何をしていくべきかを考えよう。 戦い続けた良品計画だったが 12月11日、中国で日本の良品計画と中国の北京棉田紡績品有限公司との商標権の争いについて、二審判決が言い渡され、良品計画側が敗訴し、北京棉田紡績品有限公司対して62万6000元を支払うよう命じられた。

クチコミ分析
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中国女性のホンネVol.7~貿易会社勤務の劉さんの場合

Text・Photo:配島亜希子 吉林省出身の劉麗さん(36歳)は地元で高校を卒業すると同時に、語学留学のために日本へと渡りました。 そのまま日本で就職し、結婚・出産を経て、28歳の時に上海へ。現在は上海人のご主人と10歳の息子との3人暮らし。 貿易会社に勤める傍ら、副業を2つ抱え、仕事に育児に忙しい日々を送っています。田舎町の商売人の家で育った彼女が日本へ留学することになったきっかけは何だったのでしょう? 日本と上海、彼女のライフスタイルに違いはあるのでしょうか? 今回の取材対象者のプロフィール 氏名:

インバウンド
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「買った」日本商品ランキング~人気ブランドの注目ヘアケア市場攻略は?

前回掲載した、トレンドViewerの「買った」ランキングデータを集計した振り返り、そのランキングを見ていて気になったのは、やはりシャンプー「TSUBAKI」の伸びだ。 次回紹介する「コスメ・美容」セグメントのランキングでは同商品が1位、また「いち髪」が11位に入っている。 そこで注目される中国ヘアケアニーズ、中国シンクタンクによりレポートをもとに、その背景を探ってみよう。 ▼前回は 中国消費者「買った」日本商品ランキング2019 ~クチコミ増も喜べない事情とは?~ 「ケア」範囲の拡大が生んだ新市場 中国ヘ

インバウンド
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2019年、中国訪日観光客が「したい」こととは? すでに始まっている2020年インバウンド

今年もあと1カ月、日本では年越しムードが高まる時期ではあるが、すでに考えなくてはいけないのは、例年よりも若干早めのにやって来る春節。そしてそれに続くインバウンドシーズンである。 来るべき2020年インバウンドを戦うために、中国の消費者は何を求めて日本にやってきたのか、そしてこれから何を求めていくのか、クチコミデータを見ながら振り返ってみよう。 昨年越えはほぼ確定。中国訪日観光客のニーズとは? 2019年も多くの観光客が中国から日本へとやってきた。 JNTOの速報では10月までで8,133,200が来日。昨

越境EC
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【2019年アーカイブ】 中国に新たな市場も 2019年EC商戦から見る注目ポイント

2019年の中国EC商戦、618でもダブルイレブンでも注目されたキーワードがある。中国における新たな消費市場を示すそのキーワードを、ECおよび今年のEC商戦から見ていこう。 「下沈市場」がEC業界のホットワードに 2019年の中国EC業界、注目されたキーワードと言えば「下沈市場」、すなわち地方都市市場だろう。 この言葉が中国のEC業界で大きくクローズアップされたのは618商戦の結果報告からである。 T-Mallは「三線から五線都市のユーザー数、オーダー金額ともに昨年の618の100%増」を伝え、同時に「オ