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越境EC
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2019年ダブルイレブン(独身の日)マーケティング分析 化粧品2ブランド躍進の背景は

昨年を超えるオーダー金額となった今年のダブルイレブン。T-Mallも1日のオーダーで日本円に換算して4兆円を超えていたが、やはり気になるのは「どのブランドが売れたのか?」。 今回は化粧品セグメントの順位の状況を見ながら、今年話題となったプロモーションを見つつ、今後の中国EC戦略について考えてみよう。 4兆円の裏に、化粧品ではランキングに変化が すでに承知の通り、2019年のダブルイレブンはT-Mallが24時間で2684億元、日本円に換算して4兆円を超えるオーダーが集まった。 ジャック・マーが引退し、また

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【速報】T-Mallダブルイレブン(独身の日)新記録! 24時間のオーダー金額は約4兆1774億円(2684.4億元)!

「願望実現(願いは叶う)」のキャッチコピーの下スタートし、多くの関心を集めた2019年のダブルイレブンもようやく終了。24時間のオーダー総額はなんと2684.4億元と、記録をさらに更新した。 ▼関連記事 ジャック・マー不在の2019年ダブルイレブン ついにスタート! ▼ダブルイレブンの結果については… ダブルイレブン(独身の日)マーケティング分析 化粧品2ブランド躍進の背景は(会員向け記事) 24時間で4兆円越えの2019年W11 今年のダブルイレブン、中心となったT-Mallではスタートから1分36秒で

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ジャック・マー不在の2019年ダブルイレブン ついにスタート!

今年もやってきた11月11日。中国最大のECイベントである「双十一(ダブルイレブン、独身の日)」。今回はアリババの創始者・馬雲(ジャック・マー)が引退してからの初めてのダブルイレブンとあり、多方面からの注目が集まっている。 ついにその幕を切って落としたダブルイレブン、今年の注目ポイントを再チェックしてみよう。 開始1分半で100億元、5分半で300億元。 ジャック・マー体制最後の年であり、ダブルイレブン10周年を迎えた2018年は、総オーダー金額2135億元、日本円で約3兆円という金額に達したことで、日本

クチコミ分析
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スキンケアだけではない化粧品市場 成長中の中国メイクニーズをつかむには Vol.3 ~中国女性のメイクアップ情報収集法~

メイクアップ市場を攻めるにおいて気になるのは中国消費者の情報収集。スキンケア同様、いやそれ以上にノウハウが必要なメイクアップでは、中国の女性たちはどのようにメイクアップの情報を集めているのだろうか。今回はクチコミ調査を通じてその状況を見てみよう。 モバイル社会でメイク情報を求めているのは誰? メイクに限らず、中国でもっとも大きな情報源となっているのはスマホ上のAPPである。そこで、まずは「メイク×APP」クチコミを見てみよう。 【グラフ】「メイク×APP」クチコミ上位15キーワード これを見ると特に利用さ

インバウンド
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【column】どう動く?2020年の中国人訪日観光客(後編)

中国のSNS上で見かける、「東京オリンピック観光」に消極的な書き込み。海外旅行先人気No1であり、そこで世界的なビッグイベントが開催されるというのに、開催国としてはいささか寂しい限り。 ではそれはなぜ起こりえるのか、今回はデータとは別の視点、中国消費者の価値観から見ていこう。 スポーツ意識は日本よりも低い まず、中国の消費者が「オリンピックにどこまで価値を感じているか」という点であるのだが、実は中国ではスポーツに対する意識はあまり高くない。 それには、やはり特有の社会背景がある。   日本だけで

インバウンド
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2019年の国慶節シーズン、中国消費者が買った化粧品は? ~トレンドViewerで見てみよう~

今年も過ぎ去った中国における建国記念「国慶節」。今年はスタート前日の9月30日が月曜日だったこともあり、有給を活用して9連休を取った消費者もあったようす。 また事前のC-Tripの調査でも「日本」が海外旅行目的地として断トツの人気を誇っていたなど、インバウンド市場も盛り上がりを見せた。 では、この国慶節シーズン、中国の消費者は何を「買った」のか。トレンドViewerの「買った」ランキングからシーズン期間中のクチコミ件数をピックアップ、今回は「コスメ・美容」セグメントを中心にその様子を見てみよう。 ■データ

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スキンケアだけではない化粧品市場 成長中の中国メイクニーズをつかむには Vol.2 ~メイク市場切り崩しのポイントになるアイテムとは~

中国市場において欧米だけではなく、韓国ブランドにも差を広がられつつある日本のメイクアップ。その攻略のカギを探るべく中国トレンドExpressでは中国メイク意識クチコミ調査を実行。 その結果を少しずつ紐解くと、中国メイク市場に切り込む小さなポイントが見えてきた。今回は消費者が気になるアイテムからそれを見ていこう。 ▼前回の記事は スキンケアだけではない化粧品市場 成長中の中国メイクニーズをつかむには Vol.1 もっともクチコミ件数の多いメイクアイテムは? 本調査では「口紅」、「アイライナー」、「アイシャド

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【column】どう動く?2020年の中国人訪日観光客(前編)

2019年も残るところ2か月余り。今年は改元、新天皇即位といった時代の変わり目であり、さらにはラグビーワールドカップに開催という巨大なイベントがあった。 それらはいずれも大過なく過ごすことができたが、しかし、来るべき2020年にはさらに大きなイベントが控えている。 東京オリンピックである。 このビッグイベントは、単なるスポーツの祭典というのだけでなく、世界各地の訪日観光客を迎えるインバウンド業界注目のイベントでもある。 ここで気になるのは、その外国人訪日観光客の中核をなすと期待されているのが中国人観光客。

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スキンケアだけではない化粧品市場 成長中の中国メイクニーズをつかむには Vol.1

中国でも人気の高い日本の化粧品。インバウンド消費、越境EC、またソーシャルバイヤーなどを通じても多くの商品が中国市場で展開されている。 しかし、そのメインは「スキンケア・基礎化粧品」においてのことであり、もう一つの大きな市場であるメイクアップ市場においては「出遅れ」感が否めない。 スキンケアと同様に成長を続けているメイク市場で日本ブランドが存在感を強めるにはどうしたらよいのだろうか?中国トレンドExpressではクチコミ調査を行い、中国消費者のメイクアップに関する意識を調査してみた。 今回はその中から、ま

クチコミ分析
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今ドキ中国消費者解体新書 「カスタマージャーニー」で見える中国市場攻略法 Vol.7 ~中国消費者の心に“種”を届けるには~

前回は中国の消費者が購入に至るまでの各フェーズと、その中で活用されるツールについてざっくりと紹介したが、今回からはそのフェーズごとの状況を把握していこう。 まずは消費者が商品と出会う「認知フェーズ」である。 人でも商品でも、やはり「第一印象」は非常に重要。そして、中国消費者が最も注意深く望んでいるのがこのフェーズともいえるだろう。 中国でのインタビューをもとに、中国消費者とどのように出会うのが理想的かを考えていこう。 「種」を植えることができるかは勝負の世界 まずはもう一度、中国消費者の購入までのプロセス