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クチコミ分析
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クチコミで見えてくる 中国Z世代が集まる「美しい書店」人気

中国は数千年にも上る歴史を有する国であり、独自の文化を形成してきた。それは中国のみならず朝鮮半島や日本にも波及していたのは周知の事実。 そんな中国の文化文明において秀でていたものが漢字という文字であり、漢字によって記載された文章、すなわち「書籍」である。 実はここ数年、中国ではその書籍を販売している“書店”が注目されている。 近年、中国Z世代に広がる書店ブームをクチコミデータから紐解いてみよう。 オンライン社会で増える実体書店 2020年1月、一年前に発表された『中国実体書店産業報告』によれば、中国の実体

クチコミ分析
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2021年上半期イベントカレンダー 中国マーケで注意点は?

多くの災難に見舞われた2020年も過ぎ去り、2021年が始まった。 1月第1週時点で中国では遼寧省や山東省、河北省など主に北方地方を中心に感染が見つかっているが、2020年のような大規模な外出規制にまでは至っておらず、このまま「Withコロナ」の社会で進んでいくものと予想される。 それに対しアメリカやイギリスなど欧米ではいまだコロナ禍が続いており、日本でも一都三県への緊急事態宣言が行われている。 ただこうした世界情勢によって、中国の消費者も海外への渡航が制限され、その消費意欲は国内でのショッピングに向けら

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【mini column】2019年に注目した中国ホットワード「盲盒」、2020年に急成長‼

2019年の年末に、あるマーケティング活用できそうな中国のトレンドに目を向けていたのだが、そのブームは2020年のコロナ禍においても着実に成長していた模様。 2020年の最後に、1年間に注目したこの中国のブームの現状を確認してみよう。 あの記事を書いたのは、ちょうど1年前。2019年12月25日であった。 どの記事かといえば 『2019年中国マーケ業界ホットワード 「盲盒」に2020年も注目』。 中国のZ世代を中心に広がっていた「盲盒(最近は「ブラインド ボックス」と訳されているらしい)を取り上げた記事で

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【column】中国マーケティング環境。ポイントはオフラインでの「体験」へ?

特別な1年が終わろうとしている。 社会環境が大きく変わったこの1年では、中国市場でのマーケティングも変化を見せ、どの企業もその変化に対応することで必死になったのではないだろうか? 1年の最後に中国マーケティングの最も大きな部分を振り返りつつ、新たなポイントについて考えてみた。 2020年の中国マーケティングは何が違ったのか? 前回は中国の消費動向を、公的データを拾って読んでみた。 今回はその消費を導き出すためのマーケティングであるが、2020年はとにかく話題が多かった。   日本でも大きく報道さ

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【column】2020年中国消費市場を振り返る

2019年に2020年がこのような年になるとはだれが予想しただろうか? この1年で世界的に生活様式や価値観が大きく変化。その波の中ですべての人が悩み、もがいた1年となった。 それは中国においても同じである。 では、間もなくやって来る2021年はまた如何? それを探るべく、2020年の消費データを眺めてみた。 全体の転機は夏ながら、先んじた市場競争も~2020年中国消費 12月15日に2020年11月の「全国社会消費品小売総額」が発表された。 その内容については、すでに複数の報道で報じられているように、20

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韓国ブランド「Whoo」の人気とは? 2020年W11ダークホースをクチコミ分析

色々な話題を振りまいたダブルイレブンだったが、気が付けば「W12」そしてクリスマスキャンペーン、年を超えれば春節の「年貨節」と気が抜けない。 そんな苛烈な市場競争のなかでは、やはり人気ブランドの人気たるゆえんを分析するところから始まる。 今回は2020年W11における台風の目、一気の躍進を果たした韓国スキンケアブランド「The history of Whoo/后」をクチコミ分析してみた。 おさらい。韓国ブランド「Whoo」とは The history of Whoo/后とは、韓国のLG生活健康グループ傘下

越境EC
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2020年ダブルイレブン総まとめ クチコミから見るAfterコロナの最大商戦

多事多難だった2020年も残りあとわずか。最大商戦であるダブルイレブンが終了し、気たるべき2021年に向けての準備も大詰めになっている時期である。 新しい年とはいいながらも、新型コロナウイルスの影響、不安の残るオリンピック開催など、先が見えない部分も多い。 そうしたなか必要なのが、データをベースに戦略を考えること。一例として2020年ダブルイレブンをクチコミ調査から見ていこう。 2020ダブルイレブン、SNS上の反応は? 2020年のダブルイレブンが昨年までともっとも異なるのは2部構成となっていることであ

越境EC
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2020年ダブルイレブンから考える KOLとライブのこれから

「ライブをやれば日本の商品は中国で売れる」、「芸能人やKOLとつながっていて、彼ら彼女らにライブをやらせれば、すぐに簡単に商品が売れる」、「中国SNSやライブは日本よりすごい。日本人でも有名KOLになれる」…。 そんな言葉が、日中のビジネス業界で大っぴらに語られる季節になってきた。 特にインバウンドビジネスが停止している現在、新たに中国への販売を目指す企業が増え、なかでも中国でのライブコマースに活路を見出す日本企業も少なくない。 しかし、本当にそれが「活路」なのだろうか? KOLやライブといった活路を見出

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ダブルイレブンで元年到来 加速する中国「医療美容」はZ世代が主に

中国の大型商戦は単純に交易額だけでない注目ポイントがある。それは新たな消費ブームの起点となる事である。 昨年は「下沈市場」、すなわち3線以下の都市市場開拓が注目され、2020年もコロナ禍がありながらもそれが継続された。 そして今年、最高の交易額を達成したダブルイレブンでも新たな消費ブームが生まれている。そのキーワードは「医美」である。 2020年ダブルイレブンは医療美容元年に 「医美」とは「医療美容」の略で、日本では「〇〇医療外科」といった名前で存在している、美容施術を専門にしたクリニックである。 &nb

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史上最大のオーダー金額となった2020年ダブルイレブン その特徴となったのは?

熱狂と不安の中で盛り上がりを見せた2020年のダブルイレブン。その結果は日本でも大きく報道され、日本円にして約7兆9000億円という規模感に驚きを見せている。 日本企業が現在挑んでいるのは、これだけのスケールを有する市場である、という事を改めて印象付けた形だ。 しかし、規模が大きいことをポジティブにばかり捉え、過度の楽観嗜好に陥ってはならないし、そこで「容易に分け前が得られる」という妄想に酔うのはもってのほか。 今回は今年のダブルイレブンの数字を、少し冷静に見てみよう。 巨大オーダー総額、前後半の内訳はい