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クチコミ分析
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【column】妊婦さんも世代交代。変わる意識の中で成長する中国マタニティコスメ

減少傾向にあるという中国の出生人口。 しかし、それでも年間1000万人近くの子供が産まれており、同時に同数の「妊婦さん」が存在していることになる。 その母親たちも新たな世代へと入りつつあり、世代交代、そして社会の変化に伴ってその思考が大きく変化。結果として新たな市場を形成しつつある。 その代表が、妊婦さんたちのお化粧、マタニティコスメである。 今回は100億元市場ともいわれるマタニティコスメ市場をクチコミから見て行こう。 競争に打ち勝てるより健康的な子供を産むためのこだわり もともと中国では「出産」に対す

越境EC
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【Topics】最大商戦のスタート。気になるライブコマース市場は?

2022年もついに中国最大の商戦期に突入。どのブランドもマーケティング合戦を繰り広げているが、今年もその帰趨を制する者は「直播(ライブ)」と目されている。 そしてそのライブ業界において、さっそく大きな動きがあった。 今回はその中国ライブコマースの状況を占めるトピックスを2つほどまとめてみた。 抖音のトップライバーが相次いで「Taobao Live」へ まず業界が注目したのが10月18日にメディアによって流れた「羅永浩」とTaobao Liveの戦略提携のニュースである。   同氏はこれまで抖音の

クチコミ分析
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【column】マーケティングストーリー構築に必須 いま、中国の若者の急成長トレンドスポーツとは?

中国のトレンドの変化は日本のそれよりも速い。高速で変わっていく、というのは中国事業に携わる者であれば常識である。 しかし、近年さらにそのスピード感が増している感がある。 つい先日、「中国におけるキャンプブーム」について語った記憶がある(【column】人気番組で急拡大!周辺商品までも広がる中国キャンプブーム)が、そこからさらに新たなトレンドが中国を席巻している。 今回はいま中国で熱く燃え上がっているスポーツに目を向けつつ、こうした情報をどのように生かすのか考えてみたい。 中国で謎の爆増を果たした「フリスビ

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李佳琦電撃復帰!! ダブルイレブンは?ライブコマースは?

9月20日、中国のEC、ライブコマース業界がざわめいた。 姿を消してから109日。突然、かつてのカリスマKOL「李佳琦」がライブコマースを実施、業界復帰を果たしたのである。 今回はダブルイレブン直前に起こったこの大きな変化について考えてみたい。 ▼関連記事 【column】課題や事件で変わりつつある中国ライブマーケティング市場 電撃復帰を果たした李佳琦 実は業界では李佳琦復帰の噂は数回にわたって囁かれていた。 9月の中旬ごろにも「復帰」の文字が業界関連情報メディアに見え、「9月23日の夜に復帰」という具体

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【column】課題や事件で変わりつつある中国ライブマーケティング市場

昨年末ごろから中国のライブを中心とするマーケティング環境が大きく変わりつつある。これまで当てにしていたライバーも、一線から姿を消してしまい、マーケティング計画が大きな変更を求められたという企業も少なくない。 そうした荒波の中、中国におけるライブを中心とするマーケティングはどのような状況にあるのだろうか。 直近の中国の報道などを集め状況把握を試みた。 ▼関連記事 【column】消えたトップライバー。 中国ライブコマース、そしてマーケティングはどう変わる? カリスマライバー時代の終焉 2022年8月現在、中

クチコミ分析
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【mini column】中国スキンケアの新潮流?よりシンプルなケアへ

常に念入りなスキンケアを行う中国の消費者。しかし、そのスキンケアの手法が徐々に変わりつつある。 メイクアップにおいても、ガッチリ系のメイクから、より素顔の美しさを引き立たせるメイクも浸透しつつあるが、スキンケアにおいてもかつての「良いものをより多く使う」ケアから、「必要なものに集中する」ケアが広がりを見せている。 今回は今、中国のコスメ業界に広がる新しいスキンケアのトレンドをクチコミ簡易分析を含めてみてみよう。 ▼関連記事 【column】「ガッチリ系」メイクから「素顔」メイクへ。2022年の中国は透明な

クチコミ分析
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【mini column】中国高級アイス炎上事件をクチコミ分析で見る。中国消費者の思考とは

いまや世界の消費材ブランドにとって最も恐れるのが「炎上」という騒動だろう。日本はもちろんながら、日本以上のSNS社会となっている中国では、ひとたび炎上すれば「国も動く」ことにもなりかねない。 それ故、細心の注意を払いつつの消費者コミュニケーションが求められる。しかし、どんなに注意しても「炎上」は起こってしまう物。 今回は2022年6月から7月にかけて中国で起ったあるブランドの炎上事件を、クチコミ分析を含めながら見つめ、中国における消費者コミュニケーションのポイントを探ってみよう。 炎上したのは新鋭アイスブ

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【column】618の注目ブランドをクチコミ分析~メイクアップ編

中国のトレンドの移り変わりは早い。 特にメイクアップの業界において、中国ブランドは急激に躍進するものの、突然その勢いを失うことも多い。 実は2022年の618でもそんな動きが垣間見える。 これまで市場で輝いていたブランドの光が弱まるとともに、新たなブランドが一気に存在感を見せる。 今回は2022年618商戦で登場した新たな中国メイクブランドをクチコミ調査してみた。 欧米勢に割って入った急成長の中国メイクブランド 2022年T-Mall618のメイクアップブランドランキングを見てみると、やや意外な点が見て取

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【column】618の注目ブランドをクチコミ分析~スキンケア編

1ヶ月ほど前に過ぎた618商戦。 2022年の618におけるT-Mallスキンケアの動きを見てみると、意外なブランドが上位に進出していた。 そのブランドは、いったいどのような背景を持つブランドなのか。 今回は618の急躍進で注目を集めた中国スキンケアブランドを、トレンドExpressのクチコミ簡易分析をもって見てみよう。 大手外資ブランドの中に食い込んだ中国ローカルブランド これまでとは異なる雰囲気の中で終わった2022年の618。 そのコスメブランドは下の表に見えるように、多くが欧米系ブランドが占める状

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【column】消えたトップライバー。 中国ライブコマース、そしてマーケティングはどう変わる?

すでに中国におけるEC商戦の中心はライブコマースが担っていると言っていい。 中国のECデータシンクタンクである星図数据では618の成果分析において、5月31日20時から6月18日24時までのデータにおいても、ライブプラットホームによるGMVは1445億元と大きな数字を見せている。 しかし618期間中にはそのライブコマース業界に激震、混乱を生んだ。 618以降、中国のライブコマース、そしてマーケティング活動はどのように変わるのか、改めて振り返ってみたい。 618序盤に起こったライブコマースの波乱 すでに説明