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インバウンド
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【column】オミクロン株の蔓延が観光にマイナス影響。新しいスタイルの旅を楽しむ姿も。

上海では新型コロナウイルスの影響で事実上のロックダウン。その状況もすでに40日を超え、長期戦に突入している。 上海の状況は、中国国内の消費者にも再び「新型コロナウイルスの恐怖」を植え付けているかのように見え、それが労働節の観光データとなって現れているのではと想像される。 今回は、そうした労働節の観光状況を、すでに公開されているデータを再確認しつつ俯瞰し、新たな旅ニーズ、そして今後のインバウンドなども考えてみたい。 オミクロン株と封鎖への懸念で観光データも減少傾向 2022年5月4日に中国文化観光部門から発

クチコミ分析
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【column】新機能、新消費者で拡大する中国UVケア市場をクチコミ分析

ゴールデンウイークも終了し、日本ではこれから梅雨、そして夏へと季節が動いていく時期。その季節、夏前の準備として必要なのがUV対策、すなわち「日焼け止め」である。 中国でも日焼け止めは、特に女性たちにとっての一大事。毎年、あの手この手のUVケアで夏の紫外線を乗り切っているのである。 そんな中国消費者の「日焼け止めニーズ」、2022年の様子をクチコミ分析を見ながらら考えてみよう。 志向の高まり、新規参入で拡大する中国UVケア市場 中国の消費者は紫外線対策には非常に敏感である。 一つには、特に女性の美的感覚がい

クチコミ分析
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【mini column】中国ドリンク業界で起るコラボ合戦。注目のコラボは?

2022年春、中国のドリンク市場が盛り上がりを見せている。 その盛り上がりとは「コラボレーション」。 より多くの消費者の心をつかみ、自社のファンを獲得するため、中国のドリンクブランドがコラボ戦略を展開しているのである。 今回はその中からSNS上で話題となったコラボ戦略を2件ご紹介。同時に何が話題となるのか、その裏側も考察してみたい。 日本人アーティストとのコラボで注目のティーブランド 中国の若者を中心に広がっているのがオシャレなティードリンクである。 日本では中国発のティードリンクというとタピオカミルクテ

クチコミ分析
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【mini column】中国のヘアスタイル、流行のスタートは「動画」。同時に「韓流」の兆候も?

中国のオシャレ度はまさに日進月歩である。 もちろんスキンケアやメイクアップなどのコスメももちろんながら、ヘアスタイルにも非常に強いこだわりを見せつつある。 今回はこうしたヘアスタイルに関してのクチコミを見ながら、どのようにヘアスタイルを選んでいるのかを調べてみよう。 オシャレの多様化の中でヘアスタイルにこだわりも 中国の女性も男性もオシャレになっている。 特に北京や上海の大都市では、男女の別なくオシャレ度が上がっている。というよりは、オシャレがこなれてきているというべきだろうか。   それと同時

クチコミ分析
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【mini column】流行と流行り 中国コーヒーブームから消費の変化を考える

中国の消費は拡大をしているが、常に「成長」も続けている。 単純な量的、もしくはネームバリューに頼った消費から、消費者が自分の好みや必要に応じた商品を選び、かつそれを深めていくという消費である。 それを考えるものとして、今年2月の新店オープンによる中国コーヒー消費から中国消費者の消費嗜好の変化について考えてみよう。 世界の人気コーヒーブランドが中国発進出 2022年2月25日、上海市で長蛇の列ができた。 最長で6時間待ちといわれる規模の行列である。 それは中国最初となる「ブルーボトルコーヒー(中国名:藍瓶珈

クチコミ分析
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【column】分かれた明暗  中国ブランドにおける韓国コスメを考える

中国コスメ市場で韓国ブランドが光を失いつつある。少なくとも、一部のブランドは規模を縮小、もしくは中国市場からの撤退を行いつつある。 かつては「日本ブランドに先んじている」、「日本ブランドも韓国ブランドの戦略に学ぶべきだ」といった声が聞かれたほどであったが、かつて中国市場で一世を風靡した韓国系ブランドから、中国の消費者たちが離れようとしているのである。 こうした現象は中国SNS上のクチコミにはどのように現れているのだろうか。今回はトレンドExpressのクチコミ簡易分析から、中国市場における韓国ブランドの“

クチコミ分析
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【mini column】李佳琦が消えた? 羅永浩も後方へ? 中国のライブ、ライバーの行きつく先とは?

3.8婦人節においては、各ブランドの主戦場ともなったライブコマース。しかし、3月15日の消費者権益デーにおいて直接名指しをされた「悪質ライブコマース問題」。 すでに中国の消費者にも中国市場で事業を展開するブランドにとっても欠くことのできないものになったライブコマースだが、2022年の3月にはまた僅かな変化が見えてきている。 今回はそうした変化から、中国におけるライブコマース、そしてライバーの方向を考えてみたい。 巨大なGMVを誇るものの、その動きに注目 2月27日8時から始まった「天猫38女王節」の予約ス

クチコミ分析
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【速報】2022年の中国消費者権益の日 ライブコマースにおける消費者権益保護に施策も

2021年にはライブコマースの管理法案が発表され、中国マーケティング業界にも少なからぬ緊張感を与えた3月15日の「消費者権益の日」。それから1年経った2022年の同日イベントはいかなる問題が指摘されたのだろうか? 2022年中国におけるCCTV「315晩会」から中国マーケティングに関連するトピックスをピックアップしてみよう。 中国で拡大する「ライブ」に含まれる問題を指摘 1991年から始まった中国の消費者権益保護のための特別番組「315晩会」。そこで指摘されるテーマはそれぞれの時代背景を反映している。 2

越境EC
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【市場分析】2022年中国のスキンケアは「オイル」で決まり! 新しいトレンドをSNSで見る

スキンケア意識の高い中国の消費者。そのスキンケア手法も常に変化をしている。 2022年に入っても昨年とは異なるスキンケアトレンドが中国のメディアで取りざたされている。 それは「オイル・スキンケア」。 今回は中国のSNSをチェックしながら見えてきた、2022年に新トレンドとなりそうな中国のスキンケア手法を見てみよう。 常に生まれるスキンケアトレンド。最新の注目ワードは? 毎年のように新しいトレンドが現れてくる中国のコスメ業界。 スキンケアに関しても、2019年ごろから「成分党」と呼ばれる消費層が成長、ヒアル

越境EC
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【市場分析】2022年中国スキンケア界の新トレンド 機能性スキンケアで日本の商機はいかに

中国の化粧品業界で「功效型护肤」というスキンケアを指すキーワードが注目されている。 その指すところは「肌の悩みを改善するための機能を有し、その成分を含んだスキンケア化粧品」という事である。 日本とは異なり、医療と化粧品の間に明確な壁を設けている中国にあって、この新トレンドはその両者の間に存在しうる新たなセグメントとして注目されている。 今回は中国国内の産業レポートとクチコミ分析からそのトレンドの概要を追いかけてみよう。 新たに登場したスキンケアのセグメント そもそも「功效型护肤」を日本では何と呼べばよいの